アプリケーション別 レーザートラッカー 測定機・ソフト種類別 大型構造物・エネルギー

さっそく前半からの続きに参ります!

《前編:① AT960を使った測定 - 測定対象:直径1m程度の鉄管》 はコチラ

② ATS600を使った測定 – 測定対象:H型鋼、大型円筒

1. ダイレクトスキャニングによる形状測定

ATS600に内蔵されているカメラで測定範囲を選択します。

点間ピッチは0.5mmから設定できます。
今回は5mmにしました。これで測定時間は約9分でした。

測定データはリアルタイムにソフトに取り込まれるので、測定と同時にスキャンの様子を確認できます。

こういった設定も含めて測定指示をセットすると後は測定機が自分で測定してくれるので、
時間の有効活用ができるようになります。

② ATS600を使った測定 – 測定対象:H型鋼、大型円筒

2. リフレクタによる穴位置測定

ATS600はダイレクトスキャニング機能が目立ちがちですが、リフレクタ計測も可能です。
まさにこの穴位置測定など、細やかに測定ポイントを定めるにはリフレクタの方が向いています。

穴にリフレクタを当てるだけで簡単に計測でき、
ワークに合ったリフレクタホルダを使えば更に効率良く計測できます。

リフレクタ計測はトラッカー本体から80mの距離まで測定可能なので、
大型ワークに対して何度もトラッカーの位置替えをする必要がありません。

② ATS600を使った測定 – 測定対象:H型鋼、大型円筒

3. カラーマップによる公差確認

穴位置や穴径を確認したり、寸法や角度を抽出したり、
公差をカラーマップで視覚的に確認することができます。

1か所からでは全体が計測できないケース

大型ワークの場合、一か所からだけで必要箇所を全て測り切ることが難しいケースもあります。
そんな時は、基準となるポイントを設置した上で段取り替えを行います。

トラッカーの移動前・移動後で同じポイントをリフレクタで測定し、
それぞれのデータを合わせることでワーク全体の形状データを取得するという方法です。

きれいなデータが仕上がっていますね!

ポイント指定で自動計測も!

任意のポイントやCAD上から指定したポイントを自動計測してくれる機能もあります。
公差の範囲を設定すると、瞬時にOK/NG判定をしてくれます。

こうやって巨大パーツの高精度データを取得して、
バーチャルアッセンブリーで具合を見て、実際に大型構造物を建設していくんですね!

大型構造物のパーツなど、大型ワークの測定のイメージは掴んでいただけましたか?

動画だと細かな動きも見ることができてより分かりやすいので、よろしければ下記ウェビナー動画もご覧ください!


今回の内容を動画でご覧いただけます。
以下の画像をクリックすると視聴ページへジャンプします。ぜひご覧ください!

▼Leicaレーザートラッカー活用ウェビナー:業界編
『レーザートラッカー実録シリーズ:橋梁・鉄管・鋼構造物』
※視聴にご登録が必要です。クリックすると登録ページに遷移します。


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