使いやすさを追求した、モノづくりの現場に最適な計測・解析ソフト
製品説明
1999年に日本の製造業をサポートするために開発された自社開発のソフトウェアです。自動車メーカーを中心に様々な業界で活用されています。有接触作成、非接触作成が可能で、東京貿易テクノシステムで取り扱っている測定機にプラグインします。
三次元CADデータと測定ワークを現場で比較・解析し、その場で合否判定ができます。
図面レスを実現し、検査冶具を簡素化できるため、コスト低減につながります。
初心者でも簡単に操作できる、ユーザーフレンドリーな計測・解析ソフトウェアです。
Vectoron・Leicaに対応
製品の特長
有接触機能を充実
従来の幾何公差を管理ポイントにも対応。 寸法検査・CAD比較はもとより倣い計測による円筒・円錐計測も可能。ウィザードによる測定手順の自動化も可能。
Lite版(無償版※)の有効活用
ソフトを導入でLite版(無償版)のライセンスを5本発行することが可能。現場の測定を止めずに解析作業を分業化できるようになるので、更なる効率化に貢献。 ※Pro版ソフトウェア保守契約期間のみ有効。
非接触解析
カラーマップ出力、断面検査、非接触データを使った要素解析、各種寸法検査に対応。
REGALISレポート
お客様の独自フォーマットにEXCELレポート出力対応。 測定完了後にテンプレートを指定すると自動的にレポートが作成され、検査工数を大幅に短縮。
Leicaレーザートラッカーにも対応。更にVECTORONと連携
TTSカスタマイズパッケージ
お客様独自の仕様に合わせたエンジニアリングやカスタマジングパッケージの開発が可能です。用途に合わせた特殊プローブ、作業平準化のための専用測定機能を始め自動アウトプットの帳票機能、データ集約、傾向管理システムなどお客様のニーズに合わせたカスタマイズに対応いたします。
カスタマイズされた機能フローにより効率良く計測できます。
準備データ及びデータ登録もクリック操作という簡便さで煩雑さを一掃。
必要最低限の操作により大幅な作業工数低減を実現します。
機能詳細
- Microsoft Office同様のリボンインターフェースなので、Officeユーザーが感覚的に操作できます。
- ボタンにカーソルをあてると、簡単な機能説明を画面に表示します。
- 機能ごとに操作説明書にリンクしているので、該当ページを探す手間が省けます。
- 各機能の操作手順を動的アニメーションで表示しており、その場で手順を確認できます。
- 使用頻度の高い機能をメニューボタンとして登録してありますので、ボタンを探す手間が省けます。
- お客様の業務に合わせて、ボタンの位置や内容を変更できます。
- 大メニューは3D-Magic 2000の頃からほとんど位置関係を変更していないので、画面のデザインが変わっても、使いなれた手順で操作できます。
- 対話形式でソフトウェアを操作できます。
- 離れた位置から、モニターを見ず、キーボードに触ることなく操作が可能です。
- 1つのツリーに複数のプロジェクトを格納できます。
- プロジェクトごとに座標系を保持できます。
- CADデータと非接触測定データを比較して、現場で誤差を表示します。
- 数値だけでなく、変化量、誤差量をカラーマップで表示するので、解析結果が視覚的にわかります。
- 様々な位置合わせ機能をそろえており、最適な位置合わせ方法を選択できます。
【面軸原点設定】
CADデータがなくても、定盤や検査治具を基準に座標系を作成できます。
現場でワーク(測定対象物)を測定して位置合わせをするだけでなく、インポートした
測定要素を選択して位置合わせすることも可能です。
【ラフフィット】
ボタンをクリックするだけで、CADと測定要素が誤差最小になるように、自動で位置合わせします。
【3点作成】
基準側要素(CAD)と測定側要素を3か所ずつ拘束条件として選択し、
それぞれの要素の位置を照らし合わせて座標系を作成します。
CADと要素のフィッティングの種類を選択できます。
【6点作成】
基準側要素(CAD)と測定側要素を6点以上組み合わせます。1点ごとに軸方向を任意に選択して拘束した位置合わせができます。
【平行/回転移動】
数値を入力してデータを移動させることによって、座標系を作成します。
直交座標ではなく、回転座標を定義して位置合わせが可能です。
【簡易3点フィット】
CAD曲面と点群またはポリゴンデータから3か所ずつピックして、おおまかに位置を合わせます。
【ベストフィット】
簡易3点フィットの後に使用する機能です。
CADと点群が誤差最小になるように、自動で位置合わせをして座標系を作成します。
【拘束条件付きベストフィット】
ベストフィットするときに、測定要素を使用して拘束条件を付けることができます。
【フィットオン】
相手要素の干渉しない位置合わせをします。
基準と測定物が最初に当たる位置で位置合わせをするので、プラスの誤差しか出ません。
金型の上下を合わせてクリアランス評価するときや、モノ×モノの位置合わせで干渉チェックをするときに便利です。
- 品質管理したい点・穴・エッジなどの要素を「管理ポイント」としてCADデータ上に登録します。
- ガイド測定による測定箇所の指示、測定要素の名称管理、解析作業、レポート作成を自動化できるので、定期的な測定やN数の多い測定に対して効果的です。
- 誰が測定しても同じ個所を測定でき、測定漏れを防ぎます。
- 測定作業自体から測定ガイド情報を半自動作成することが可能です。
- データと指定平面が交差する面(断面)を作成して、2次元的に比較検査を行います。
- 検査する範囲を指定して、断面を作成できます。
- 板金部品同士の組み合わせの精度を検証します。
- 異なるプロジェクトの板厚があるパネルを重ねて解析します。
- 組み付く先(相手部品)との隙(クリアランス)や干渉を解析し、カラーマップを表示します。
- CADと点群を比較して、穴要素を自動認識して抽出します。
- 抽出時に個別で穴を指定する必要はありません。
- 要素・点群・ポリゴンをピックするだけで、簡単に寸法を表示できます。
- ノギス機能では、断面を切らずに軸方向の距離を簡単に出せます。
- 「Geometrical Dimension and tolerance(幾何寸法公差)」計算して結果を表示します。
- 非接触測定しながら、点群データをリアルタイムでポリゴン化します。
- 1パッチごとにポリゴン化を行い、最後にマージ処理を行います。
- 測定要素(エッジ、ヘム、プロファイル)をピックして、段隙差を求めます。
- 断面上の点群をピックして、段隙差を求めます。
- 管理ポイントとして段隙要素を登録すると、一括で解析できます。
- 点群のパッチファイル同士の誤差(段差)を解析します。
- ウィザードで測定手順(作業フローでコマンドを並べます。)を作成して、海外拠点を含む全拠点で共有できます。
- 座標系を作成する位置や測定方法を画面上で指示するので、測定者の技術や経験による精度のばらつきを減らせます。
- 操作手順が自動で進むため、パソコンに戻ることなく、手元の測定機ボタンで操作でき、測定作業を劇的に簡略化、効率化します。
- レポートのフォームを任意で作成できるので、必要な項目のみをまとめたわかりやすい報告書を作成できます。
- お使いのレポートに合わせたフォームを作成しておけば、測定後に自動でレポートを出力できるので、レポート作成の工数がなくなります。
- レポートのカスタマイズも承っておりますので、お気軽にご相談ください。
- 機能を最小限に絞った「ビューワ版」をご用意しました。
- 現場の作業を止めることなく、プロジェクトファイルの読み込みと解析結果の確認が可能です。
製品グレード
業務にあったグレードをお選びいただけます。
グレード | Pro | Standrd | Basic | Lite | Viewer |
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CADインポート | |||||
モデリング ※ | |||||
非接触測定 | |||||
点群解析 | |||||
有接触測定 | |||||
レポート出力 | |||||
ライセンス数 |
※ 点群データをポリゴンデータに変換し、3Dモデルを作成します。
動作環境
PC推奨スペック(共通)
OS | Microsoft Windows 10 バージョン 1803 (Creators Update) 64bit 以上 Microsoft Windows 11 Microsoft .NET 4.7 以上必須 |
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言語 | 日本語・英語・中国語のみ(OS・Officeを含みます) ※カスタマイズ仕様は、日本語・英語のみ |
Microsoft Excel | Microsoft Excel 2016/2019/2021 |
モニタ解像度 | 1280× 1024 以上(4K/8K未対応) |
USBポート | USB2.0 (1.0) 1口必須(外付可) |
LANポート | 1口必須(外付可) |
PC推奨スペック(製品グレード/スキャナ別)
RaptorEye2 | |||||
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CPU ※1 | |||||
メモリ ※2 | |||||
記憶デバイス(SSD/HDD)※2 | |||||
グラフィックボード ※3 |
※1:Intel Xeon シリーズは、 Core i7よりも処理が遅いです。CORE数によって処理速度が変わります。
※2:作業内容に応じた容量が必要になります。
※3:最新のグラフィックドライバが必要です。NVIDIA ホームページより入手してください。