測定機・ソフト種類別 段差・隙間測定器

こんにちは!TTSマーケティング企画の青木です。
以前、Gap-NINJAという段差・隙間測定機をご紹介いたしました。お読みいただけましたか?
Gap-NINJAとは?の回

世界トップクラススピードを誇る段差・隙間測定機!
今回はそのGap-NINJAを使いライン生産での不良品流出を防いだ改善事例について書いていきたいと思います。
自動車製造ラインでの事例です。

まずは、どんなお悩みがあったのか見てみましょう。

課題

  1. 全数検査が理想だけど、種類・点数が多くて難しい・・・
  2. 熟練作業者の感覚を頼りに検査しているため、検査データがなく工程出荷値の保証ができていない
  3. 不良品発生の発覚が遅く、大量の廃棄が出てコストに響く。または、大量の修正が発生し、工数が膨大になってしまう

「理想は理想、どうせ無理そう」
長年のやり方が定着している環境では、そう呟いてしまいそうです。

しかし!

弊社Gap-NINJA担当者は以下のような熱いコメントを発しております。

「私たちは測定していただくために測定機をご購入いただいているわけではございません。
測定機を使って測定することで、これまでできなかった出荷保障不良予測などの
品質アップやコストダウンなどの導入効果を出していただくことが私たちの望みです!!」

そしてこう続けておりました。

「先ほどのお悩み事がございましたら、Gap-NINJAで改善が可能です!!」

とのことなので、しかとここに記させていただきました。

では、どのように改善し導入効果を出したのか見ていきましょう。

改善方法:3工程間でリアルタイムデータ共有

製造ライン上の3工程、「測定工程」「修正工程」「建付調整工程」でデータ共有し、
各工程で不良の原因を明確に把握します。
この3工程のライン上での順番は、1建付調整 →2測定→3修正ですが、
ここではデータ共有・活用の順番となる「2測定 →3修正 →1建付調整」の順に見ていきましょう。

2測定工程で取得する測定データが今回の改善事例のキーです。

2測定工程(組み立てられた製品の測定を行う工程)

測定を行うと、システム上で予め設定された真値/公差を元に合否判定を自動で行います。
OK/NGは、Gap-NINJAから出る音や画面上の色表示で感覚的に把握できます。

測定データは製品個体ごとに保存され、サーバーへアップロードされます。
そしてデータは前後工程へ即座にフィードバックされます。

3修正工程(NG箇所の修正を行う工程)

測定工程で取得されたデータを呼び出し、修正箇所を確認することができます。
一目で正確に修正箇所を把握できるため、修正漏れやNG品の流出をなくすことができます。

1建付調整工程(製品への部品組付けを行う工程)

2測定工程で取得されたデータを元に、どの部位の建付けを変更すれば
修正工程での修正を少なくできるかを判断することができます。

サーバーにアップされた測定データはすぐにチェックできるので、
リアルタイムに作業の改善を図ることが可能です。

更なる改善:管理者から源流へ改善依頼

建付工程で改善を施してもまだ修正が発生する場合などは、管理者が測定データの傾向を分析することで
原因と改善方法を究明し、源流となる工程へ改善依頼を出すことが可能になります。

改善の結果

課題を振り返りながら変化を見てみましょう:

  1. 全数検査が理想だけど、種類・点数が多くて難しい・・・
    ⇒“トリガー一押しで測定&1秒で結果表示”のGap-NINJAで流れて来る全ての製品検査が可能に!
  2. 熟練作業者の感覚を頼りに検査しているため、検査データがなく工程出荷値の保証ができていない
    ⇒測定機で測定した高精度なデータを収集することで、出荷保障が可能に!
  3. 不良品発生の発覚が遅く、大量の廃棄が出てコストに響く。または、大量の修正が発生し、工数が膨大になってしまう。
    ⇒各工程間で測定データをすぐに共有することで、すぐに不良品発生に気づき修正することが可能に!

また、不良発生の原因となる手前工程での作業改善や、更に源流にさかのぼっての改善も可能に!

改善による効果

上記のようなお悩み事解決に加え、次のような効果が期待できます:

一、後工程への不良品流出阻止! ⇒工程信頼度UP! ⇒責任感UP!
  ⇒作業員のモチベーションUP!!

二、リアルタイム建付調整改善! ⇒修正工数大幅削減! ⇒生産性UP!
  ⇒工数能力UP!!

三、測定データ活用による傾向管理で不良品の発生を予測! ⇒不良品発生阻止! ⇒製造コスト減!
  ⇒収益率UP!!

組織は人で出来上がっている、と思うとモチベUPも重要な効果ですね!

今回は、Gap-NINJAを活用したライン生産での不良品流出を防いだ改善事例をご紹介いたしました。
「とにかく速い!」というイメージばかりが先行しがちなGap-NINJAですが、更に踏み込んだ活用イメージは掴んでいただけましか?
Gap-NINJA本体の詳細はコチラ

今回の内容は動画にて詳しく解説しております。ぜひ以下の画像をクリックしてご視聴ください。
(視聴にはご登録が必要です。クリックすると登録画面へジャンプします。)

全数段隙検査による不良予測・不良流出阻止!建付け調整カイゼン!


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